・・・方言で話せたら、語れたら楽しいかも・・・チャレンジあれ!!・・・
【タイトル】 ・・・【なきべす】
 昔なあ。
ある所(トコレ)え、五つ六つぐらいの子供が二人おってなあ、泣きよったとて。
そひたいば一休さんが通いあわせて、
「お前らあ、けんかして泣くもんじゃあなかろう」ちゅうたとて。
そひたいば、兄の太郎が
「喧嘩して泣きよっとと違う、あの、此処え神様が居る、そん神様は夷(エビス)様て言うたいば、この次郎、
「こらあ夷(えびす)様じゃあなか、木で作っとっでぇ、木べす」ちゅうて、
「んんにゃ夷や」、
「んんにゃ木べすや」、
ちゅうよっとこいが、一休さんが、
「子坊、子坊、そらあでもなか、木べすでもなか、泣きべすや」ちゅうて、
もう、そい限いのむかあし。