トシドン

 大晦日の夜、子供のいる家にこわいお面を被ったトシドンがやってきます。
「今年一年おりこうだったか?」
「お母さんの手伝いをしたか?」
「歌を歌え」

とコワーイ声で子供達を震え上がらせて、最後に大きな年餅をくれる。
 子供達を立派に育てたい、温かい地域ぐるみの行事が今も残っています。

昭和五十二年に国指定の重要無形民俗文化財になっている。